ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2004年9月3日

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CB90JX レストア作業5

ガソリンタンク 錆び取りをして、乾かしていたガソリンタンクを載せる。このガソリンタンク、 コックの部分が一体化している。ストレーナを外して、空気を送り込んでみる。 燃料コック
どうやら、リザーブの部分、詰まっているようなので、パーツクリーナを吹き 付ける。で、空気を何度か送ってみると、見事に貫通した。

後ブレーキ やっぱり気になるので、バネを変更。下のバネは明らかにフレームに当たっていて、 フレームが削れていたので、上下逆にした。
後ブレーキバネ変更前
こうすると、上のバネの長さが長すぎて、ブレーキランプが点かなくなるので、 別なバネを取り付けることにした。と言っても、ちょうど良いものがなくて、 なんとか少し短いのをつけて、ブレーキランプスイッチの調節用のところを 一番上に引き上げて取り付けることができた。
後ブレーキバネ変更後
純正の部品ってまだあるのかなぁ…。今度注文してみよう。

前ブレーキ給油 前ブレーキのブレーキワイヤーに給油。ブレーキレバーのゴムのカバーを外して、 ワイヤーを取り出した。
ブレーキレバー
下のブレーキカバーを外して、上から 556 っぽい柔らかい油を流し込んだ。下から かなり良い色の錆油が出てきた。
汚い油が出てきたところ
この錆色した油の色がなくなるまで 556 っぽい油を流し込んで、しばらくしてから、 グリスを上から流し込んだ。ついでに、ブレーキのピストンを押す部品も給油して あげることにした。
ピストンを押す部品
古いグリスが固まっていたので、パーツクリーナで吹いて綺麗にして、心配なので 耐熱のグリスを吹き付けた。
ピストン
なんだか、ディスクブレーキのピストンを、こちら側から見るの、少し新鮮、と 言うか変な感じ。油圧のディスクに慣れているせいでしょう。給油が終わったので 組み付け。
ブレーキワイヤー
ワイヤーのテンションがかかって、うまく組みつけられない。と言うか、ディスク ブレーキ周りのワイヤーの取り回しが、結構きつくて、調整に苦労した。

アクセルワイヤー アクセルワイヤーの給油を行った。右ハンドルスイッチのケースを空けると、 見慣れない形状のアクセル構造。そう言えば、アクセルワイヤーがハンドルの バイプから生えていたので、ちょっと気にはしていたのだけど。
アクセル構造
そんなに難しい構造じゃないので、取り外して、ワイヤーの給油を行おうと思ったの だけど、外れるはずの金具が変形して外れない。
アクセルワイヤーが抜けない
ヤスリで削っても良かったのだけど、強度が落ちるのが嫌なので、この状態で 給油を行った。ここのワイヤーは思ったよりも汚れてなかった。
アクセルハンドル
このハンドル、中が鉄で出来ていて、かなり重い。最初びっくりしてしまった。 クラッチワイヤーの給油は問題なくできた。

キャブレタ 実は、キャブレタから燃料がほんの少しだけど、燃料が漏れていた。気になって いたのだけど、バイク屋でキャブレタのガスケットを注文したら、あっさり、 取れてしまった。ガスケットセットで、キャブ周りのガスケットがセットになった もの。少し値段は高かった気がするけど。簡単に変えられるものは、新品に替えた。 キャブレタのガスケット
キャブレタに蓋をして、ガソリンタンクにガソリンを入れて、漏れが無くなった のを確認した。

走行 車体はほぼ完成。バッテリーがなかったので、 GA50 のものを一時的に借りて みた。エンジンの始動は数回のキックで掛かった。車体のチェックを行うと、 後のウインカーの配線が間違っていることが判明。繋ぎ直した。走り出そうと クラッチ握って1速に入れた瞬間、エンスト。どうやらクラッチが張り付いている みたい。センタースタンド掛けて、後輪ブレーキとアクセルを使って、クラッチを はがす。このやり方であっているかわからないけど…。
車体横から
少し走ってみたが、高回転が追いついてこない。キャブレタを見たが、問題は なさそう。バッテリーに充電器を繋いで、エンジンを回すと調子が良いことから、 問題はバッテリーにありそうな気がする。
車体前から
バッテリー点火って、大変だなぁ、なんて少し後悔してきた。すでに暗くなって 来たので、ライトを点けて走らなければ怒られる。バッテリーの消費が多くなるので 残りの作業は後日に。

by Tatsuyoshi
since 2004