ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2009年10月3日

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YB125の系統

YB125の対象
YBR125 と同系のエンジンを搭載する YB125 という名前がつく機種を対象とする。 なので、70年代に日本で発売されていた2ストロークの YB125 は除外となる。 実際には、現在中国で発売されている YB125 の系統、インドで作られていたと 思われる YB125 が対象となる。

現在のYB125
現在販売されている YB125 を並べてみる。
YB125EYB125E(中国)
YB125SYB125S(中国)
YB125 MexicoYB125(メキシコ)
YB125 PeruYB125(ペルー)
YB125YB125 Chacarera(ペルー)
メキシコ版とペルーの無印版は全く同じもののようである。YB125 Chacarera は、 YB125 にエンジンガード、フロントキャリア、ハンドルガード、フロントアップ フェンダーが装備されている。 南米版の YB125 はサイドカバーに JYM125-3 と描かれているように、中国生産で ある。それも、旧型の YB125 を採用している。

過去のYB125
2006年頃まで中国の YB125 は、今の南米版と同じようなリア周りをしていた。
YB125 2005YB125(中国2005)
その中国版が登場するだいぶ前、南米で YB125 が発売されていた。確認は取れて いないが、2001年頃に登場したようである。
YB125 5PYYB125(5PY)
車体はインド製 YBX125 を使用し、メータやライト周りは RX100 の部品を採用 している。タンクやサイドカバー等の外装は独自の仕様だが、エンジンが当時の インド製のものと同じ4速となっている。 ブラジル生産の YBR125 があったにも関わらず YBX125 や RX100 のパーツを多用 している点を考えると、この YB125 はインド製造なのでしょう。

中国の YB125
中国で販売されている YB125 と YBR125 との大きな違いは、YB125 のリアキャリア 形状が大きく、後席とフラットになっていることだろうか。 YB125 にもキャストホイールが存在するし、逆に YBR125 でもキャストホイール+ ドラムブレーキの組み合わせや、スポークホイールもある。外見的にも、YB125 に タンク下の飾りを付ければ、ほとんど YBR125 になってしまうのではないか、と 思うぐらいである。 そう考えると、YB125 の存在意義というか、位置付けがよくわからなくなる。 何故あえて YB125 を作り出したのだろうか。YBR125 のバリエーションが増えた ことにより、意義が薄れただけかもしれないが、すっきりしないものがある。

気になる Chacarera
個人的に、ペルー版の YB125 Chacarera に興味がある。中でも、ライト周りの フロントキャリア+ハンドルガードという装備が気になる。転んでもレバーが 折れないし、荷物の積載も増えるし、旅仕様にありがたいものだからである。 SP に乗ってなかったら、YBR125 への転用ができるか、試してみたいところ。
ハンドルガード
この YB125 Chacarera があるヤマハペルーのページを見ると、Chacarera の名前が ついている機種が4つ。 YB125 Chacarera AG100 Chacarera AG200 Chacarera AG200F Chacarera あの AG シリーズと同じ並びなのである。AG100 は2ストローク、AG200/AG200F は4ストロークなので、125 クラスの4ストローク版は作らずに YB125 に装備 させてしまったとも言える。しかし、装備的にまだ弱い感じがあり、AG100 に 装備されているチェーンケース、フォークブーツ、左右サイドスタンド、低速 ギアがない。これから先、AG 寄りへさらに装備が追加されるかもしれないので、 これからの動向に注目をしたい。

関係ないけど
ペルーヤマハの YB125 Chacarera の写真が酷い。車体を外で撮影して、背景を 消しているのだろうけど、まず切り抜き方が酷い。
エンジン前
そして、スポークホイールの中の切抜きが面倒だったようで、元あった YB125 の 写真を無理やり貼り付けている。
後輪
なんでしょう、この素人のようなやっつけ仕事。Chacarera ではない YB125 の 方は、丁寧な切抜きをしているのだけど、上の YB125 の写真を見てわかるように ブレーキワイヤーとメーターワイヤーが切れている。

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