ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2015年5月1日

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東南アジアを走るには

東南アジア~オーストラリアを走ってきた
別途書いたが、東南アジア~オーストラリアを走ってきた。 インドネシアを走る Mt. Bromo にて 使った車体は DL650 で、走った国はタイランド、カンボジア、ラオス、マレーシア、 シンガポール、インドネシア、東チモール、オーストラリアの8か国。このうち カンボジアとラオスは右車線走行の国。 東南アジアを走るには DL650 だと車体が大きすぎると感じた。駐輪場や料金所 など、小さな車体用に作られているので、大変だった。さらに我先にとすり抜けを しているので、すり抜けをしない私の後ろに渋滞ができてしまったことも。 じゃ、東南アジアを走るのにどんな機種を買えば良いのか考えてみると、日本で 売っている機種では JA10 のカブがまず先に浮かんだ。東南アジアでのホンダの 存在は圧倒的で、日本やヨーロッパとは比べ物にならないぐらいのシェアがある。 その JA10 のカブを買うとすると、どれが良いのか考えてみた。
どのカブを買えば良いのか
日本で売られているカブは何種類かある。パワー的にも互換的にも 50cc はまず 除外すると、スーパーカブ110、スーパーカブ110プロ、クロスカブの3種類が 候補にあがる。東南アジア各国の 110cc のカブにあたる機種と比較してみた。 荷物を積んで走るので、スーパーカブプロを考えたいところだが、タイヤサイズが 特殊で、少し調べた限り各国で入手はちょっと難しいかもしれない。クロスカブも タイヤサイズが 2.75-17 と、CT110 に合わせているようなのだけど、70/90-17 や 80/90-17 が履けないことはないので、問題ないかな。
写真 JA10カブカブプロクロスカブタイカブタイドリームベトナムドリームマレーシア EX-5
販売国 日本 日本 日本 タイランド タイランドベトナム マレーシア
名称 スーパーカブ110スーパーカブ110 プロクロスカブDream Super CubDream110iSuper DREAMEX5 Dream 110
セルモータ付き付き 付き 付き 付き 無し 付き/無し 付き無し 付き無し
燃料供給 FI FI FI FI FI キャブレタ キャブレタFI
全長 1915 1900 1945 1915 1915 1915 1915 1923
全幅 700 720 815 696 696 696 696 696
全高 2050 1050 1150 1052 1052 1052 1052 1046
重量 98 107 105 100 101 99 99 94 93 99 98
キャスター26°30´ 26°30′ 27°00´ 26°30´ 26°30´ - 26°30´ 26°30´
トレール 73 57 82 73 73 - 73 73
最高出力(kw)5.9 5.9 5.9 - - 5.64 5.64 6.23
最大トルク(N・m)8.5 8.5 8.5 - - 8.32 8.32 8.40
前タイヤ 70/90-17 70/100-14 2.75-17 70/90-17 70/90-17 70/90-17 70/90-17 70/90-17
後タイヤ 80/90-17 80/100-14 2.75-17 80/90-17 80/90-17 80/90-17 80/90-17 70/90-17
比較しやすくするために横長にしたが、少し見難くなってしまった。日本で販売 されているカブは中国の新大洲本田が作っており、タイランドとカンボジアで販売 されている Dream はタイランド製、ベトナムとマレーシアで販売されているものは 共通っぽい車体なので、マレーシアで販売されているのもベトナム製かもしれない。 日本で発売されている機種と、東南アジアでの機種とで大きな違いは、シートが ダブルシートかどうか。東南アジアでは、3人乗り4人乗りというのを当たり前の ように見かけたので、使われ方の違いでしょう。 街の風景 タイランドの街の風景 少し各国の様子を個別に書いてみることにした。
タイランド
JA10 のカブ発祥というべきタイランド。元々 Dream という名前で売られていたが、 新しい色のものは CUB という名前も付けられた。車体はほぼ同じなので、わざわざ 名前を別けなくても良い気がする。 Dream110i と Dream Supoer CUB 手前の2台が Dream Super CUB で、他が Dream110i 日本の車体といくつか違うところがあったが、シート以外で気になったところは 後ろのサスペンション。レバーが付いていて、1人乗りと2人乗りと切り替えが できる。 後ろサスペンション 後ろサスペンション、1人乗りの状態 旅をしていて、荷物を積んだときと降ろしたときと切り替えられるのはサイド スタンド的に助かるかも。
カンボジア
カンボジアでは Dream FI という名前で販売されていて、見た限りタイランド 製のものと同じであった。違いと言えば、NCX のステッカーぐらい。
Dream FIDream110i
カンボジア Dream FIタイランド Dream110i
しかし、街中では 125cc 版の Dream 125 ばかり見かけて、Dream FI を見かける ことは少なかった。販売店でも、ほとんどが Dream 125 だった。 カンボジアの販売店 後ろの黒い車体4台が Dream FI 販売数は少ないが、部品の入手は問題ないでしょう。
ラオス
ラオスのホンダ販売店では、タイランドから入ってきたのか派手な SCOOPY や ZOOMER-X などと、ラオス生産と思われる WAVE などが売られていた。WAVE が 出てきた工場はそんなに大きくなかったので、ノックダウン生産なのかもしれない。 ホンダの工場 工場から出てくる WAVE Dream 125 は販売していたが、110cc 版は売っていなかった。街でも全く見る ことがなかったので、ラオスでは手に入らなそうである。同じ 110cc エンジンを 積む WAVE110 は売られているので、エンジン回りの部品は手に入りそう。 ホンダの販売店 WAVE110i(一番手前) タイヤも大丈夫でしょう。
マレーシア
マレーシアではまた名前が変わって EX5 Dream 110 となっていた。前の型も同じ EX5 と付いているので、何かのこだわりなのかもしれない。街ではこの EX5 を 良く見かけるのだが、ほとんどが前の型の 100cc 版。 EX5 EX5 お店では新しい 110cc 版がしっかり売っているので、何かしら現地で特別な不評が 無いかぎり、そのうち増えてくるのでしょう。 EX5 Dream 110 EX5 Dream 110 隣のシンガポールは、マレーシアにすぐ行けるので、問題ないかな。
インドネシア
インドネシアはこれまで挙がった国とは車種が違っていて、アンダーボーンへの 拘りがそんなにない。カブに対応するような車種は売られていないが、110cc の 同じエンジンを積んだ REVO という機種が発売されている。 HONDA REVO HONDA REVO タイヤサイズも同じなので、エンジン回りの部品とタイヤは問題がなさそう。 REVO 奥が REVO この国を走るのは大変だった。
ついでにオーストラリア
オーストラリアでは、一般にカブは発売されていない。しかし、存在している。 オーストラリアやニュージーランドでは、郵便配達に CT110 が使われていた。 ホンダが CT110 の製造をやめてしまったため、日本で言うクロスカブの誕生と なった。逆に言うと、クロスカブの販売はついでのようなもので。 オーストラリアの郵便 オーストラリアの郵便 この郵便配達用の車種には名前が付いているのか確認すると、そのまま CUB の ステッカーが貼ってあった。型式は JA23E というみたいで、中国製。オプション なのかどうかわからないが、サイドバッグ用のステーがクロスカブとの大きな 違いかな。 CUB のステッカー CUB のステッカー かなりの数が走っているので、部品の入手はできると思う。タイヤもそのまま CT110 のサイズが使えるので、選べないかもしれないけど大丈夫でしょう。
どれを買えば良いか
上記内容を考えて、東南アジアを走るのだったら、クロスカブが良いと思う。 オーストラリアでは、速度やガソリン量が辛いが、部品の入手が可能そうなので、 なんとかなると思う。 少し別の角度から考えてみる。東南アジアでは、地元の人と観光客で色々な値段が 違う。入場料や通行料や駐車料など2倍や3倍は当たり前、場所によっては10倍も 取られる。それを考慮して、さらに地元の人の振りをして中に入って違和感がない ような顔であれば、スーパーカブ110 という選択肢も悪くない。もちろん、色は ベージュなどのタイランド以外で見かけない色ではなく、青や黒の地味な色を選び、 馴染む感じにすれば地元の人に間違えられるかもしれない。
情報元
スーパーカブ110 - 日本 スーパーカブ110 プロ - 日本 クロスカブ - 日本 Dream Super Cub - タイランド Dream110i - タイランド Super DREAM - ベトナム EX5 Dream 110 - マレーシア EX5 Dream 110 FI - マレーシア Dream FI - カンボジア REVO FI - インドネシア

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