ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2015年11月1日

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ヤマハの機種コード

ブラジルの FACTOR 125 ブラジルで発売されている FACTOR 125 のパーツカタログを見ていて、おかしな 点に気が付いた。 FACTOR 125 FACTOR 125 この機種コードは、B246 / B247 / B249 なのである。これまで、YBR125 の頃 から 5HH1 を順に振っていき、5LX も並行に振っていたが、2008モデル(2007年 発売)に 18D に変わり、18DX までほぼ使いきった(Yは使うがZは使わない)。 そして B24 になった。B241 のように3桁目が1に振られていないのもあるが、 それよりも B24 はこれまでのヤマハのルールに当てはまらない。 自動二輪車の機種コードは、数字で始まる。それも1~5と決まっていた。いつ 入手したものかわからないが、手元のかなり古い資料には以下の記述がある。 機種コード分類 機種コード分類 9から始まるのはネジなどの共通部品に振られるので、0以外の数字は全て割り 振られていることになる。中国の XTZ125 にも B76 が割り振られているところ からも、自動二輪車に割り振られていた機種コード1~5をとうとう使い切って B も割り当てたようである。
機種コードの歴史 ヤマハの機種コードは元々は数字3桁であった。この最初の機種コード 101 を 使ったのは1960年の MF1 で、それから順に振られていった。 YAMAHA MF1 YAMAHA MF1 同じ頃には船外機の P-7G に 601 が振られているので、1~5まであればしばらく 自動二輪車は足りるという目算があったのかもしれない。現在は、機種コードに 続く4桁目の英数字を年式やバリエーションで順に振っている。ブラジル YBR125 の例では、2000年モデルを 5HH1 / 5HH2、2002年モデルには 5HH3 / 5HH4 のように 同じ機種コード 5HH を使っているが、数字を振っていた頃は年式が違っていても 別の機種コードを振っていた。DT1 の場合だと。
機種 年式機種コード
DT1 1968214
DT1 1968233
DT1S 1969264
DT1SA1969270
DT1CM1970285
DT1F 1970291
DT1FM1970292
この数字だけの機種コードは1976年には使い切ってしまい、2桁目に英字を入れる ようになった。それと共に、同じ機種で年式違いの場合、同じ機種コードを使う ルールに変更になる。例えば、1A1 の RD400 の場合、1976年、1977年、1978年と 同じ 1A1 が使われている。使われてる英字についても、 A E F G H J K L M N R T U V W X Y の17文字のみで、数字と紛らわしくなる英字 B C D I O P Q S Z は除外されている。現在除外されているのは I O Q Z の4文字なので、だいぶ少なくなる。計算すると、 5(1~5) × 17英字 × 10数字 で850機種が追加になった。最初の500機種と合わせてると1350機種になる。この 850機種は1982年には使い切ってしまい、3桁目に英字を入れるようになった。 17文字のルールは同じで、計算すると 5(1~5) × 10数字 × 17英字 同じように850機種が登録できるようになった。この延命も 1985年と3年で使い きってしまい、2桁目3桁目に英字が入るようになった。 5(1~5) × 17英字 × 17英字 これで1445機種が追加できるようになったが、1桁目が3になったときにルールの 変更があった。使われていなかった英字 B C D I O P Q S Z から B C D P S が 使用可能になった。最終的には。 5(1~5) × 32英数字 × 32英数字 の5120機種となる。これを使い切ったことになる。ちょっとまとめてみる。
機種コード年式
nNN5001960~1976
naN8501976~1982
nNa8501982~1985
oaa5781985~1988
tAA14521988~2005
nee51202005~
n:数字1~5
N:数字0~9
o:数字1~2
t:数字3~5
a:英字(17文字)
A:英字(22文字)
e:英数字(32文字)
2005年頃から、18C とか 2B9 などのようにルール変更で開いていた機種コードや 13R のように何かの事情で使われなかった機種コードを使うようになったが、 とうとう無くなってしまったみたいである。
2013年に製造された YBR125 昨日ちょっと書いた2013年のモデルコード一覧から YBR125 を検索して表にして みた。仕向国は3文字で書かれているが、基本的には ISO 3166-1 の3文字コードを 参照した。以下のコードについては、私が判断して変換した。 CSA: 中南米(Central and South America) AFR: アフリカ(Africa) ZAR と TTP については依然不明である。 また、FACTORY については各資料を基にしたが、インド工場と思われる YMES に ついては、昔使っていたインドでの社名 YAMAHA Motor Escorts Limited から 取られているものだと思われるが、ヤマハスペインの可能性が僅かではあるが 残っているので、そのまま変換せずに記した。
機種コード フレーム番号 モデル名 製造工場 仕向国
13RF 13RFA 2054502 YBR125E 中国 中国
13RG 13RGA 2008502 YBR125ES 中国 中国
13RJ 13RJC 2059602 YBR125ED 中国 中国
18C5 18C5A 2006501 YBR125ES 中国 中国
18C6 18C6B 2009601 YBR125ED 中国 中国
18C7 18C7A 2014201 YBR125ES 中国 中国
18C8 18C8A 2014801 YBR125ED 中国 中国
18DK KE192 0000001 YBR125K ブラジル ブラジル
18DL KE195 0000001 YBR125K ブラジル ブラジル
18DM KE193 0000001 YBR125E ブラジル ブラジル
18DN KE194 0000002 YBR125ED ブラジル ブラジル
18DP KE152 0122301 YBR125K ブラジル ブラジル
18DR KE151 0042701 YBR125E ブラジル ブラジル
18DS KE150 0072000 YBR125ED ブラジル ブラジル
18DT KE150 0000011 YBR125ED ブラジル ブラジル
18DU KE152 0000008 YBR125K ブラジル ブラジル
1BV3 E3F4E 0060139 YBR125ED コロンビア コロンビア
1PX2 KE178 0008802 YBR125ES 中国 メキシコ
1PX2 KE178 0008802 YBR125ES 中国 シンガポール
1PX2 KE178 0008802 YBR125ES 中国 メキシコ
2B9H 2B9HA 2060701 YBR125EG 中国 中国1
2B9H 2B9HA 2060701 YBR125EG 中国 中国2
2B9J 2B9JA 2061801 YBR125EG 中国 中国1
2B9J 2B9JA 2061801 YBR125EG 中国 中国2
2CD1 E3F4E 0050001 YBR125ES コロンビア コロンビア
35B5 35B5 0001001 YBR125SS YMES インド
36S4 KE124 0052002 YBR125C 中国 アラブ首長国連邦
36S4 KE124 0052002 YBR125C 中国 メキシコ
36S4 KE124 0052002 YBR125C 中国 メキシコ
43B8 KE131 0052901 YBR125EG 中国 アフリカ
43B8 KE131 0052901 YBR125EG 中国 中南米
43B8 KE131 0052901 YBR125EG 中国 メキシコ
43B8 KE131 0052901 YBR125EG 中国 ペルー
43B8 KE131 0052901 YBR125EG 中国 南アフリカ
43B8 KE131 0052901 YBR125EG 中国 中南米
43B8 KE131 0052901 YBR125EG 中国 チリ
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 アフリカ
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 ブルキナファソ
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 コートジボワール
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 カメルーン
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 コンゴ共和国
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 ガボン
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 ガーナ
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 ガンビア
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 マダガスカル
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 シエラレオネ
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 タンザニア
43B9 KE135 0010901 YBR125EG 中国 アフリカ
46S3 46S3A 2006504 YBR125EG 中国 中国1
46S3 46S3A 2006504 YBR125EG 中国 中国2
46S4 46S4A 2008701 YBR125EG 中国 中国1
46S4 46S4A 2008701 YBR125EG 中国 中国2
4P2G KE128 0054301 YBR125ES 中国 アフリカ
4P2G KE128 0054301 YBR125ES 中国 中南米
4P2G KE128 0054301 YBR125ES 中国 モーリシャス
4P2G KE128 0054301 YBR125ES 中国 南アフリカ
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 アフリカ
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 アラブ首長国連邦
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 ブルキナファソ
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 カメルーン
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 コンゴ共和国
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 中南米
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 ガーナ
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 ガンビア
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 ケニア
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 マダガスカル
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 メキシコ
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 ペルー
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 シエラレオネ
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 ZAR
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 *TTP
4P2H KE129 0116401 YBR125E 中国 中南米
4P2J KE130 0081401 YBR125ED 中国 アフリカ
4P2J KE130 0081401 YBR125ED 中国 アラブ首長国連邦
4P2J KE130 0081401 YBR125ED 中国 中南米
4P2J KE130 0081401 YBR125ED 中国 モーリシャス
4P2J KE130 0081401 YBR125ED 中国 *TTP
4P2J KE130 0081401 YBR125ED 中国 中南米
4P2J KE130 0081401 YBR125ED 中国 チリ
やはり中国製造が多いのと、第三世界向けがほとんど。世界で何万台が走って いるのだろうか。カブの販売台数と比較してみたいところ。
5120機種を越えて ヤマハが1960年に作った機種コードのルール「1~5までは自動二輪車に割り振る」 というルールは、変更がありつつも55年後に使い切ってしまった。1960年には 想定してなかったと思われる海外ヤマハで製造された機種にも、機種コードが 振られるようになっているので、どんどん数がなくなっていく。アルファベット B を振ると1024機種が登録可能なので2,3年はもちそうなのだけど、その後また 足りなくなるとアルファベットを使い切り、電話番号のように桁を増やすことに なるのでしょう。部品番号も桁が増えるだろうから、大変なことになりそう。 それだけ企業が継続して発展していると思えば、悪いことではないのかもしれ ないのだろうけど。
2017年3月25日追加
一部数が間違っていたので修正した。

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