こゝに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2015年5月17日

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ST250ES バッテリーあれこれ
バッテリー交換

2015年10月12日 28692km

ST250 と YBR125 のバッテリーがもう駄目なので、新たにバッテリーを買うことにした。 両方の場所に収まること、値段が安いこと、自己放電が少ないことの理由で、 LONG の WP5-12 というものを買った。12V 5Ah のもので、1400円だった。 買った秋月電子通商のページには、
※こちらの商品は、通信工業用シールバッテリです。自己放電を極端に少なくするために電極にカルシウムが添加されています。 このため、内部抵抗が高くなっております。車両用スタータモータ等の瞬間的に大電流を必要とする用途には向きません。 掲載のメーカーデータシートPDFを参考にご判断ください。
とあった。 どちらもキックスタートできるので、セルモータが回らなければキックを使えば良い。 大電流については、気にしないことにした。

他に、ファストン端子とかアース用のケーブルを用意した。 このアース用のケーブルは、TF125 のバッテリーレス化で使ったもの。

WP5-12WP5-12

ST250 に搭載されているバッテリーは GS YUASA ではなく、合併前の YUASA のバッテリー。 買ったときのバッテリーのままなので、もう10年ぐらい経つ。 こゝ何年かは、バッテリー切れの状態だったので、キックでエンジンを掛けていた。

バッテリーバッテリー

このバッテリーの電圧を測ってみると、まさかの 0.85V で、最初は 8.5V と見間違えたと思ったぐらい。 完全に電池としての機能は無くなっている。 このまま使っていたら、レギュレータには良くないでしょう。

テスターテスター

WP5-12 が ST250 のバッテリーケースに収まるか置いてみた。 大丈夫そうだけど幅に余裕があるので、家にあった発泡スチロールを詰めて、動かないようにした。

収めてみる収めてみる

ファストン端子と車体側に繋ぐケーブルを作成した。 ファストン端子以外は家にあったものを使って、出力の低い半田ごてで苦労しながら作った。

接続ケーブル接続ケーブル

接続ケーブルが中で暴れてショートしないように、本体側のケーブルもバッテリーバンドで止めて装着。 サイドカバーはまだ余裕があるので、カバーをしても問題ない。

バッテリー装着バッテリー装着

セルボタンでエンジンが掛かるかやってみたら、あっさり掛かった。 大電流の件は特に問題ないみたい。 しばらくエンジンを回して、エンジンを切った後に新しいバッテリーの電圧を測ってみた。 13.04V でちょっと低めかな。

バッテリーの電圧バッテリーの電圧

だいぶ前に買った T10 の LED のバルブが何本か残っていた。 この際だから、ニュートラルランプを変えてしまおうと。 本当はウィンカーランプも変えたいところだけど、仕組み上面倒なことになるので、 今回はニュートラルランプのみの変更で。

メーター周りメーター周り

ゴムの固さにちょっと苦労しながら、なんとか LED を入れた。 しかし、ニュートラルに入れても光らない。 +-を外してしまったようである。 一度引き抜いて、極性を反転させて再装着。 これでちゃんと光った。 かなり明るくなった。

極性間違い極性間違い

古いバッテリーの処理が困ったのだけど、調べてみると NAPS で無料で引き取ってくれるとのこと。 試走を兼ねて NAPS まで行って、ST250 と YBR125 に付いていた古いバッテリーを引き取ってもらった。

NAPSNAPS

ということで、ST250 と YBR125 とバッテリーを共有することになった。 つまり、同時に運転できない状況に。 同時に運転することはないので、困ることは無いでしょう。


CUB に乗りたく

GW に友達がやってくる。 他の人ともツーリングに行くので、私の自動二輪車のどれかを貸し出すことになった。 貸し出す自動二輪車は YBR125 を考えていたけど、燃料漏れの状況で注文中の部品が間に合いそうにない。 TF125 は足が届かないと言われたので、家にある秘蔵っ子の JA07 CUB を出すことに。

その CUB もバッテリーが駄目なようで、エンジンが掛からない。 これまで多少バッテリーが無い状態でも、キック一発であっさりエンジンが掛かったのだけど、 今回はそうはいかない。 CUB のバッテリーを取り出して電圧を測ってみると、8V しかない。 充電しても電圧が上がらないので、もう駄目になっている。

ST250 は私が乗るので、あと実働のバッテリーは ADDRESS V125 のバッテリー。 取り外してみたけど、大きさが特殊で、CUB にも ST250 にも入らない。 考えること3分、TF125 のバッテリーレス用コンデンサは耐圧が 50V あるので、 ST250 にも CUB にも使える。 たゞ、CUB は FI なのでバッテリーレスにするのは心配。 と言うことで、ST250 に積んでいた WP5-12 が CUB に入るかやってみた。 バッテリーを固定する部品が付かないけど、なんとか収まった。

CUBCUB

TF125 に装着していたバッテリーレス用コンデンサを取り外し、ST250 に装着した。 近所を走って、ちゃんとウィンカーが点滅するかとか、ホーンが鳴るかとかやってみたが、全く問題なかった。 TF125 のときは、ホーンの音が少し小さい感じだったのに。

バッテリーレスバッテリーレス

これで CUB と ST250 のベージュコンビで走ることができた。 こんなにバッテリーで苦労するなら、ソーラーチャージャーとか考えないとな。

2台並んで2台並んで

無事にツーリングにも行けた。


そろそろ決め手が欲しい

21世紀に入って15年も経って、ようやくリチウムイオンバッテリーだのゲルバッテリーだの、 新しい仕組みのバッテリーが手に入るようになってきた。 たゞ、値段が高かったり、扱いが難しかったりで、これだと言う決め手を持ったものが まだ出てきていない感じがする。 安価で扱いも楽なバッテリーがそろそろ出てくるのではと期待をしているのだけど、 まだそんな話が聞こえてこない。 もう少し時間がかゝるのだろうか。
個人的には電気二重層コンデンサが安くなれば、キックスタートと併用して解決するのだけど。


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